2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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オーガナイズドセッション » OS-7 統合AIへの展望

[1Q3-OS-7a] 統合AIへの展望

2023年6月6日(火) 13:00 〜 14:40 Q会場 (601)

オーガナイザ:栗原 聡、山川 宏、三宅 陽一郎、谷口 彰、田和辻 可昌

13:20 〜 13:40

[1Q3-OS-7a-02] 人間レベルAIへの到達を定義するための包括的技術地図

汎用情報処理 × Entification関連処理

〇山川 宏1,2、松尾 豊1 (1. 東京大学、2. 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)

キーワード:汎用人工知能、包括的技術地図、能力一覧表、エンティティ化、世界モデル

21世紀初頭、汎用人工知能(AGI)の研究目標である「一つのシステムで様々なタスクを解決する能力」は広く受け入れられている。しかし、この目標の弱点は、実行すべきタスクの範囲を完全に定義することが難しく、それゆえAGIの完成のための十分条件となりえないことである。そこで本研究では、AGIの完成を実現のための十分条件とし、高度なAIの実現可能な目標として、包括的な技術マップという枠組みを提案する。次に、Entification関連処理と汎用情報処理を世界モデルの重要な処理要素として位置づける。そして、マッキンゼーの業務関連能力を上記の世界モデル上の処理にマッピングすることで、世界モデル上の処理に基づく包括的な技術マップを提案する。このマップ上での様々なEntification関連処理処理と汎用情報処理を全て実現することで、人間レベルのAIを開発することが基本的には可能となるであろう。

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