2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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オーガナイズドセッション » OS-15 教育データ利活用EdTechのELSI

[1R3-OS-15] 教育データ利活用EdTechのELSI

2023年6月6日(火) 13:00 〜 14:40 R会場 (602)

オーガナイザ:神崎 宣次、村上 正行、加納 圭

13:40 〜 14:00

[1R3-OS-15-03] EdTech や AI in Education のELSIでは何が,どのように論じられるべきか

〇神崎 宣次1、堀口 悟郎3、後藤 崇志2、岸本 充生2 (1. 南山大学、2. 大阪大学、3. 岡山大学)

キーワード:EdTech、AI in Education、データティフィケーション

本発表では,広い意味での教育のデジタル化,すなわち教育のデータティフィケーション,教育データの利活用,EdTech,そしてAI in Education (AIED)などが社会に浸透していく段階でのELSIの議論において取り上げておくべき,いくつかの論点と観点を論じる.これらの技術に関連するELSIとしては個人情報の扱いや,データに基づいて学習者がどのように扱われるかなどが論じられてきているが,これらが論点の全てではない.また法の観点のみで議論が尽くされるわけではなく,倫理や社会の観点からの検討も必要となる.そこで本発表では,EdtechやAIEDに関するEとLとSのそれぞれの観点から扱われるべき論点を挙げた上で,三つの観点間の関係や相違を分析していく.具体的な論点としては,受益者としての学習者という位置づけ,アドボカシーの対象としての学習者とその他のステークホルダー,フリーライドの権利,教育の権利,社会受容などを取り上げる.最後に,社会受容調査の結果に基づいて,EdTechやAIEDの社会導入のために整えられるべき条件を明らかにする.

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