2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[1R4-OS-10a] AI諸技術の発展に基づく学びのモデルの高度化と展望

2023年6月6日(火) 15:00 〜 16:40 R会場 (602)

オーガナイザ:小西 達裕、宇都 雅輝、小暮 悟、山元 翔

15:00 〜 15:20

[1R4-OS-10a-01] プログラムトレース課題を自動生成可能な学習支援システムに対する予備的評価

〇茂木 誠拓1、立岩 佑一郎2、東本 崇仁1、赤倉 貴子3 (1. 東京工芸大学、2. 名古屋工業大学、3. 東京理科大学)

キーワード:プログラミング学習、トレース、自動生成

プログラミング初学者が陥りがちな問題として,「for文はなんとなく書いている回数分繰り返す」のような曖昧な理解をしてしまうということが挙げられる.こういった曖昧な理解を脱却するためには,プログラムトレースが有効である.このような背景のもと,プログラムトレース課題を明示的に与えるための学習支援システムが開発されてきた.実際にこのシステムを利用した評価実験の結果,システムに肯定的な結果が示されている.しかしこのシステムでは,あらかじめシステム作成者が問題やフィードバックを作成・登録したものしか扱うことができず,新たな問題を追加することが難しいため,より汎用的な活用をすることができない.そこで著者らは,自動的に問題やフィードバックを生成することができれば,学習者自身の作成したプログラムに対しても間違いについて考えさせることができる上,デバッグの演習も行うことができると考えた.そのような考えのもと,これまで任意のプログラムを解析することで問題とそれに対するフィードバックを自動生成できるシステムを開発してきた.本稿では開発したシステムを用いた評価実験とその結果について説明する.

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