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[2F5-GS-5-05] DixitのゲームAI実装に向けたヒントの関連度に着目した評価
キーワード:Dixit、ゲームAI、不完全情報ゲーム、Vision&Language
本研究では,不完全情報ゲームの一つであるDixitを対象とする.このゲームではイラストが描かれたカードを用いる.語り部と呼ばれる役割のプレイヤー(1名)は,手札からカードを1枚選択し,ヒントとなる言葉を発して向きに出す.語り部以外のプレイヤー(複数名)は手札からこのヒントに関するカードを裏向きに出す.そして全てのカードを混ぜた後,表に向け,語り部以外のプレイヤーが語り部の出したカードをヒントから推理するゲームである.推測が容易なヒントで全員正解を当てる,または推測が困難なヒントで誰も正解を当てることができなければ,語り部は得点出来ない.そのため,語り部が効率良く点を獲得するには,イラストとカードのヒントの関連度の調整が重要になる.このような曖昧性を持つヒントを分析することでDixitプレイヤーの実装や人間の認知特性の理解に役立つと考える.DixitのゲームAIの実装を試みた先行研究では,関連度の調整に関する検討が十分に行われていない.そこで,本研究では,人間とAIが作成したDixitヒントデータを収集し,関連度のスコアをアノテーションすることで評価を行った.
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