2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[2K4-GS-9] ヒューマンインタフェース

2023年6月7日(水) 13:30 〜 15:10 K会場 (中会議室 C1)

座長:古池 謙人(京都大学) [現地]

13:50 〜 14:10

[2K4-GS-9-02] テキストコミュニケーションにおけるタイピング動作を反映したロボットアバターがもたらすユーザの存在感創出

〇中村 康嵩1、原田 誠一1、佐久間 拓人1、田中 由浩1、南角 吉彦1、加藤 昇平1 (1. 名古屋工業大学)

キーワード:ヒューマンロボットインタラクション、テキストコミュニケーション、ロボットアバター、CMC

近年,オンライン上でテキストを介して会話するコミュニケーション手段が広く普及した.既存のテキストチャットツールは対面のコミュニケーション時に伝達されるうなずきや表情などの非言語的手がかりが欠落し,チャット相手の存在感を感じ取ることが困難となる.本研究では,ロボットを用いてチャットユーザをアバター化することでチャット相手に非言語的手がかりを伝える手法を構築し,テキストチャット時のユーザの存在感創出を目指す.そこで,テキストチャット時にユーザから生じる情報としてメッセージ作成時のタイピング操作に着目した.ユーザのタイピング操作から非言語的手がかりを抽出し,ロボットアバターのジェスチャに反映させる.本稿では,ユーザ相互のタイピング操作に基づき定義した発話・傾聴などのユーザ状態をジェスチャ表出するロボットアバター付きチャットシステムを提案する.提案システムを用いたチャット評価実験から,チャットユーザのタイピング操作をロボットアバターへ反映することでチャット相手の存在感を創出できる可能性が示唆された.

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