2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[2K4-GS-9] ヒューマンインタフェース

2023年6月7日(水) 13:30 〜 15:10 K会場 (中会議室 C1)

座長:古池 謙人(京都大学) [現地]

14:10 〜 14:30

[2K4-GS-9-03] ユーザコミュニティの特性に適応した対話能力をもつ自律対話エージェントの構築手法

〇小林 篤史1、窪田 智徳1、小川 浩平1、佐藤 理史1 (1. 名古屋大学)

キーワード:対話システム、ヒューマンエージェントインタラクション、バーチャルエージェント、複数人対話

自律対話エージェントは、コミュニティを構成する複数人の対話者と対話する一対多対話状況における応用として、バーチャルYouTuberのようにエンターテイメントを提供したり、授業や講演を行うことが期待できる。これまで、エージェントが一対一対話において、対話者の特性に適応した対話を行う効果は示されている。しかし、コミュニティ構成員らとの一対多対話において、コミュニティの特性に適応した対話能力をもつエージェントを実現する手法は確立されていない。そこで本研究では、課題解決に向けて、コミュニティ構成員のうち複数人がエージェントを操作し、エージェントを介して他の構成員らと対話することで、構成員同士の対話事例を収集し、その事例を用いてエージェントの自律対話機能を構築する手法を提案した。本手法の妥当性を検証するために、画面上のエージェントと複数の対話者が、ブラウザ上で対話できるインタフェースを開発し、実験を行った。その結果、コミュニティの特性を反映した対話事例を収集でき、コミュニティの特性に一定程度適応した対話が可能なエージェントを実現できることを示した。

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