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[2M6-GS-10-02] 自動運転のための大規模走行データセットを用いた深層学習による信号機認識
キーワード:自動運転、信号機、画像認識、データベース
自動運転車の実現・社会実装のためには,交通信号機の認識は非常に重要な課題である.日本における一般的な信号機は青・黄・赤の3色で構成され,横向きに設置されることが多いが,形状,大きさ,色の並ぶ順序は国や地域によって一定ではなく様々なパターンが存在する.画像処理技術の進展に伴い,信号機の認識に対して深層学習ベースの物体検出モデルを用いる研究も進展している.しかし,現在取り組まれているデータセットの多くは海外で収集されたものであり,日本国内で収集・構築された大規模なデータセットはほとんどない.物体検出モデルの精度も充分とはいえず,認識した信号機と走行レーンのコンテキストの理解は依然として重大な課題である.本研究では,日本の公道で独自に収集した900時間の走行データのうち,複数シーンの15,000枚の画像について信号機のアノテーションを付与したデータセットを構成した.作成したデータを用いて深層学習ベースの2次元の物体検出モデルを学習し,自身の走行レーンに対応する信号機を認識するモデルを作成した.提案モデルが日本の交通データに特化し,自動運転における信号機認識モデルに有用であることを検証する.
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