2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[2O4-GS-8] ロボットと実世界

2023年6月7日(水) 13:30 〜 15:10 O会場 (会議室 E1+E2)

座長:谷口 恭弘(ヤマハロボティクスホールディングス) [オンライン]

14:10 〜 14:30

[2O4-GS-8-03] GROWモデルに基づいて運転行動を教示するロボットが与える効果

〇石川 育恵1、楓 紘希1、ジメネス フェリックス1、加納 政芳2、早瀬 光浩3、吉川 大弘4、田中 貴紘5 (1. 愛知県立大学、2. 中京大学、3. 椙山女学園大学、4. 鈴鹿医療科学大学、5. 名古屋大学 未来社会創造機構)

キーワード:教育支援ロボット、運転行動、ヒューマンロボットインタラクション

近年,ロボット関連の技術進展により,教育場面での使用を想定した教育支援ロボットの開発が行われている.教育支援ロボットにおいては, 数学から図画工作などを学習内容として学習者に教示するのが主流である.一方で,高齢者に対して運転行動の改善を促すロボットも存在する.従来研究では,ロボットが危険運転動画を用いて教示することは,学習システムによる教示に比べて有効であると示唆された.ドライバーの運転行動の改善には,段階ごとに状況説明や行動教示を行うGROWモデルが有効であると報告されている.しかしながら,GROWモデルを搭載したロボットによる効果は検証されていない.そこで本論文では,危険運転動画において,GROWモデルに基づいて運転行動を教示するロボット(以下,提案ロボット)が,大学生に与える効果について検証する.実験では,運転免許証を有する大学生に対して,提案ロボットから教示を受ける群と,従来の正しい運転行動のみを教示するロボット(以下,従来ロボット)から教示を受ける群間での比較実験を実施した.実験結果から,従来ロボットに比べて大学生は提案ロボットからの教示内容を記憶している傾向が示唆された.

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