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[2O6-OS-2b-03] シンボリック表現と身体性を融合した対話のモデルの提案
キーワード:ヒューマンロボットインタラクション、シンボル、身体性、ACT-R
人間のコミュニケーションは記号的(言語など)あるいは数量的(身体動作など)な表現に媒介される.ふたつの媒体は,人間内部において異なるシステムにより相補的に処理される.人間と機械の円滑な対話のためには,機械が状況に応じてふたつの媒体を変換する仕組みを持つことが重要になる.本研究では,記号処理システムとしての認知アーキテクチャと身体としてのロボットが相互に影響し合うモデルを構築する.このモデルでは,シンプルな対話の例として人間とのしりとりを扱う.本モデルにおける記号から数量への変換は,ロボットが名詞の「大きさのイメージ」に基づくジェスチャーをとることに対応する.「大きさのイメージ」は,単語分散表現から取り出される人間が単語に対して持つ一般的な大きさのイメージである.本モデルにおける数量から記号への影響は,直前のジェスチャーの大きさがモデルの次の単語選択に影響するというかたちで表現することを構想している.
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