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[3F1-GS-10-03] 多様な勤務形態を考慮した生産ライン作業スケジュール生成システムの開発
キーワード:スケジューリング、数理最適化
近年日本では少子高齢化が深刻な課題であり,労働力人口は減少を続けている.その結果企業は新たな労働力の確保が難しく,既存の勤務者の要望を聞くことで労働者数を維持する必要がある.実際に食品メーカーではスケジュール作成者が多くの勤務者から多くの要望を聞き入れスケジュール作成をしているため,スケジュール作成は非常に負担の大きな作業になっている. そこで,本研究ではスケジュール作成に関わる全ての人の相互負担軽減のため,実時間でスケジュールを生成可能なシステムを提案する.本稿では複数の勤務帯労働者が混在する製造現場を想定し,多種多様なニーズに対応した条件を目的関数と制約条件に分け,それぞれを線形式で定式化し線形計画法に帰着させることでスケジュールを作成する方法を提案する. 本提案では、休憩交代、負荷分散などの複数の制約条件を満たしたスケジュール作成システムを提案する.本発表では時間勤務労働者が大半を占める食品メーカーから提供された実データに基づいた問題設定でスケジュール作成実験を実施する.実験により生成したスケジュールと食品メーカーの勤務実績を比較することで,提案システムの実用性を検証する.
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