2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[3F5-GS-10] AI応用:気候・気象

2023年6月8日(木) 15:30 〜 17:10 F会場 (大会議室 A3)

座長:石川 達也(IBM) [オンライン]

16:50 〜 17:10

[3F5-GS-10-05] 人工衛星の状態自動監視に向けた変化検知手法の検討

〇尾亦 範泰1、堤 誠司1、安部 賢治2、篠原 育1 (1. 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、2. (株)菱友システムズ)

キーワード:異常検知、人工衛星

人工衛星には故障検知・診断・復帰のためのシステム(FDIRシステム)が搭載されているものの,現状のFDIRシステムはプリミティブなルールベースで設計されている.そのため,FDIRシステムでは衛星の若干の状態の変化をはじめとする,故障の予兆が捉えられることは稀であり,人間の衛星運用者が随時データを監視する必要がある.人工衛星の運用に携われる専門家の人数は限られるため,運用者のワークロードを低減させることは重要な課題であるといえる.この問題は,衛星の多数化(コンステレーション)を実施する際には特に顕著である.そこで,本研究では,データ駆動型の人工衛星の状態自動監視に向けた変化検知手法を新たに提案・検討する.従前の研究に比べ,より素早い実用化を目指したアルゴリズムを提案する.実際にJAXAの衛星で取得されたテレメトリデータに適用した結果も報告する.

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