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[3O1-OS-2c-04] 独り言を導入した自律対話アンドロイドの検討
キーワード:独り言、非タスク指向型対話、擬人化、アンドロイド、対話ロボット
本研究の目的は、非タスク指向型対話を通じたコミュニケーションロボットの対話デザインを提案することである。思考や感情といった内部状態をロボットが表現することは、円滑なコミュニケーションや親密な関係の構築に役立てられている。一方、内部状態を発話で表現した先行研究において、ユーザがロボットから文面通りの内部状態を感じられない場合があることが指摘されている。本研究ではこの問題を解決するため、伝達を目的としない発話(いわゆる”独り言”)を取り入れた対話ロボットを提案する。心理実験の結果、主観的意見を発話する際には話しかけるよりも独り言の方がロボットの擬人化度合いに効果的であると示された。さらに実験結果を踏まえて、内部状態の表現方法のひとつとして独り言を導入した自律対話アンドロイドを開発し、システムの有効性について検討した。
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