[3Xin4-39] スマートホンログやウェアラブルデバイスデータを用いた行動主体感の推定
キーワード:行動主体感、スマートフォンログ、生体ログ
行動主体感(Sense of Agency, SoA)とは自分の行動が自分の意志によって引き起こされているという感覚であり、SoAが低いときに外部から説得などの介入をすると行動変容の効果が高くなるという報告がある。筆者らは個人のSoAを自動で計測し、SoAが低下したタイミングで行動変容を促すような介入を行うシステムを提案してきたが、これまでのSoAの計測ではアンケートや認知タスクがよく用いられため、SoAの計測をリアルタイムで行えないことが課題となっていた。本研究では、スマートホンログやウェアラブルデバイスのデータからSoAを推定することが可能なのかについて検証した。この検証のため、44人の被験者から2か月に渡ってウェアラブルデバイスから心拍数や活動量、照度、スクリーンオン時間といった行動ログデータと1日3回のアンケートから得られるSoAデータを得た。これらのデータを統計的機械学習に適用させてSoAの推定を行った。その結果、スマートホンログとウェアラブルデバイスのデータから得られる行動ログデータはSoAに対して予測力を持つことが示唆された。
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