2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[3Xin4] ポスターセッション1

2023年6月8日(木) 13:30 〜 15:10 X会場 (展示ホールB)

[3Xin4-52] Bamiel: マイクロホンアレイを用いたコミュニケーションスペースの可視化手法とその展示会の分析への応用

〇水本 武志1、柳楽 浩平1 (1.ハイラブル株式会社)

キーワード:音声可視化、マイクロホンアレイ、音源定位

オフィスのコミュニケーションスペースや展示会など対面会話が主目的の空間の重要性が増している。様々な会話の活性化施策が行なわれているが、不特定多数の利用者が同時多発的に行う会話の計測は困難なため、アンケート等の定性評価が中心だった。従来より位置情報や画像処理等による混雑分析は行なわれているものの、計測するのは人数なので会話の直接計測はできない。そこで、マイクロホンアレイを組み合わせて空間の音の位置を推定することで、コミュニケーションスペースの会話を直接計測する手法Bamielを開発した。本手法によって、会話活性度のヒートマップによるリアルタイム可視化と、会話活性度の時刻・位置ごとの集計が可能になるため、コミュニケーションスペースの会話の分析や活性化施策の効果検証を定量的に行える。本手法を2022年に開催された国際展示会 CEATEC2022 のブースで実験したところ、次の3点の結果が得られた。(1)会話活性度と来場者の増減の傾向が一致した。(2)会話活性度は通路側の方が多かった。(3)会話活性度と名刺交換数の関係は単純な相関関係ではなく各社の戦略が影響していることが示唆された。

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