[3Xin4-53] 単語推論による多肢選択式問題自動生成手法の提案
キーワード:多肢選択式問題、問題生成、単語推論
教育において多肢選択式問題は大量かつ広範囲の出題に向いており多分野の出題に対応する形式であることから,教師と学習者の双方にとって有用であることが考えられている.これらは基本的に教師により作成されるが,大量かつ広範囲な多肢選択式問題を作成するには教師にかかる負担が大きい.そのため,システムによって生成された問題を利用することが有効であると考えられる.多肢選択式問題自動生成では,一見して明らかに不正解と判別できない不正解の選択肢を生成することを目標とする.先行研究としてセマンティックウェブによる選択肢生成手法が提案されているが,本研究では深層学習モデルによる単語推論を用いた手法を提案する.単語推論は周辺単語から予測を行うため,文章ごとに最適な選択肢を生成することが可能であると考えられる.本研究では,従来手法と提案手法による選択肢を使用して生成された問題を学生に対して出題し,アンケート調査及び解答状況の調査を行った.その結果,本手法は従来手法より難易度の高い問題を生成可能であることが確認された.
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