2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[3Xin4] ポスターセッション1

2023年6月8日(木) 13:30 〜 15:10 X会場 (展示ホールB)

[3Xin4-60] 新型炉・高速炉の研究開発に関する知識探索基盤の開発

〇関 暁之1、近藤 佑樹1、吉川 雅紀1、横山 賢治1、高屋 茂1、江沼 康弘1 (1.日本原子力研究開発機構)

キーワード:オントロジー、RDF、ナレッジグラフ、新型炉、高速炉

新型炉・高速炉の研究開発は長期に亘るプロジェクトであり、その間に蓄積された資料、データ、技術者の経験は、貴重な知的資源である。現在、初期のプロジェクト参画者が退職となってきており、知的資源の次世代への継承が重要な課題となっている。
 実際に新規のプロジェクト参画者がいた場合、関係しそうな資料やデータを検索し、さらに不足する知識を再検索するといった知識構築が必要となる。この知識構築を支援するため、知識の関係性を構造化したオントロジーを用いた知識探索基盤を開発する。
 新型炉・高速炉の知識は多分野にわたるため、オントロジーの構築は各分野の専門家の確認が伴うたいへんな作業となる。今回は新型炉・高速炉開発のオントロジー開発に向けて、高速炉の基本設計段階での技術検討書の種類を構造化し、高速炉開発のオントロジーを試作した。さらにこのオントロジーにインスタンスを付与し、RDFデータを作成した。このRDFデータを用いることで、知識の関係性を利用した検索や、可視化したナレッジグラフによる知識探索が可能となった。
 本発表では試作したオントロジーやRDFデータの紹介と今後の知識探索基盤開発の課題について報告する。

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