[3Xin4-61] 部分全探索の逐次最適挿入法への導入による効果の詳細分析
キーワード:交通シミュレーション、マルチエージェント 、ライドシェアリング
本研究の目的は、逐次最適挿入法に部分全探索を導入し、その効果をシミュレーション実験によって詳細に考察することである。逐次最適挿入法では、割り当て済みのデマンドについては配車の順番を変更しないことで計算時間の増大を抑えていたが、一方で、一部の順序の入れ替えを行えばより効率的な配車を行える余地があった。本論文で導入する部分全探索は、各車両に割り当てられた経由地点の順序を入れ替えて逐次最適挿入法による探索を行う方法である。この手法について、実験により、一定の計算量の増加はあるものの、十分なデマンドがあるときには全デマンドに対する配車の効率が向上することを示す。さらに、より現実に則したシミュレーション時間において、車両が抱えるキューのサイズおよび部分全探索の直接的効果の分析を進め、部分全探索の効果の傾向の分析を進めた。これらにより、提案手法の適用が有効な条件などを明らかにすることができる。
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