2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-24 日常生活知識とAI

[4G3-OS-24d] 日常生活知識とAI

2023年6月9日(金) 14:00 〜 15:40 G会場 (大会議室 A4)

オーガナイザ:福田 賢一郎、江上 周作、宮田 なつき、Qiu Yue、鵜飼 孝典、古崎 晃司、川村 隆浩、市瀬 龍太郎、岡田 慧

14:00 〜 14:20

[4G3-OS-24d-01] 高齢者の生活機能理解のための身体保持力場の可視化

〇野村 彩乃1,2、大野 美喜子2、北村 光司2、西田 佳史1,2 (1. 東京工業大学、2. 産業技術総合研究所)

キーワード:日常生活、人間行動、生活機能

わが国では急速な高齢化に伴い,高齢者の室内での転倒事故が増加傾向にある.室内での転倒事故の多くは,日常空間内の日用品の近くで起こっている.このような事故の原因の1つに,加齢に伴い必要となる体重の支持やバランス保持のため手を周辺環境に突く身体保持行動を見込んだ製品・環境デザインになっていないことが挙げられる.高齢者の生活機能が多少変化しても屋内で安全に生活できるような製品・環境設計が喫緊の課題である.本研究の目的は,生活機能が変化しても安全に生活できるような製品・環境設計を支援するために, 体重の支持やバランス保持のため手を周辺環境につく位置・力(身体保持力場)を可視化するシステムを開発することである.骨格認識技術を搭載したRGB-Dカメラとウェアラブル力覚センサを用い,身体保持力場を起点に身体保持特性を分析するツールの開発を行った.システムの性能評価のため,日常環境を模した実験室環境にて実験を行い,日用品に対する身体保持力場を可視化可能であることを確認した.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード