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[4Q3-OS-14-03] 自動実験ラボの自律化に向けた自己保守能力の提案
キーワード:ロボット、自動実験ラボ
近年、科学実験の自動化に関する研究開発が進んでいる。科学実験の自動化は、実験の再現性の向上や、効率や精度の向上などの多くのメリットをもたらす一方で、自動化されたシステム自体が適切に機能し続けるためのメンテナンスや維持管理の必要性が新たに生じてくる。この論文では、物資の消費や設備の消耗を伴い、また外乱による動作の失敗などの可能性もある環境において、システムが機能を実行できる状態に保持する能力を自己保守能力と定義し、その潜在的な利点と課題を検討する。自己保守能力は、システムの信頼性、稼働率、費用対効果を大きく向上させうるため、自動実験ラボのほかにも将来の生産システムや都市インフラシステムにも有用な特性であると思われる。
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