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[4R3-OS-22b-03] 振り返りのためのオンラインや対面の話し合いの定量化と可視化
キーワード:メタ認知、会話分析、会話可視化、音声信号処理、定量的分析
多様な背景や価値観を持つ人々が協働する機会が多くなった昨今、話し合いにより互いの考えを伝え合い、合意形成を行うことが重要である。そのため、話し合いを円滑にすすめるためのコミュニケーション能力の重要性が高まっている。振り返りはコミュニケーション能力を改善する手段の一つであり、話し合いでの自分の行動を省みて改善を図る。従来の振り返りでは、話し合いの後に自身の主観で行動を省みることが多いが、メタ認知が低い場合には、改善すべき部分に自分では気づかず見逃したり、自分の話し合いへの参加方法を過大・過小に評価する可能性がある。この課題の解決には、客観的事実に基づいた話し合いの振り返りが有効である。そこで筆者らは、オンラインと対面、それぞれの話し合いの客観的事実に基づく振り返りを支援するため、「総発話時間」「発話量とその時間変化」「ターンテイク」「S-T分析」などの形式で話し合いを定量化・可視化するシステムを構築し、のべ6万人以上の話し合いを分析してきた。本稿ではそのシステムの概要を述べ、教育現場での可視化の事例を紹介する。
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