[4Xin1-55] 連合学習型POI推薦システムの差分情報を用いた脆弱性の検証
キーワード:プライバシー、情報推薦、POI、連合学習、埋め込み表現
POI(Point-of-Interest)推薦システムではユーザのチェックイン(C/I)情報からユーザにとって魅力的な未知のPOIを推薦する.従来の中央集権的なPOI推薦システムではプライバシー上の問題があり,ユーザのC/I情報を端末から出すことなく推薦モデルを学習する連合学習型POI推薦システムが提案されている.PREFERはPOI推薦のための連合学習フレームワークであり,ユーザに非依存のパラメータのみをサーバと交換することで保護性能を担保しているが,その検証はされていない.本研究では,PREFERにおける保護性能の検証を行うために,そのモデル部分にPRME-Gを適用した場合を対象としてモデル学習中のパラメータ交換の観測から手法の脆弱性を検証する.検証では,公開C/IデータセットFoursquare DatasetからPREFERの評価で用いられているものと同程度のデータセット4種類を構築し使用する.検証の結果,パラメータ交換における差分情報の観測からサーバ側でユーザがどのPOIに訪れたかを特定できること,サーバ側にユーザのC/I情報の多くが漏れていることを確認している.
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