2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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オーガナイズドセッション » OS-24 Behavioral Data Science: 行動インサイトとAI・機械学習・最適化

[1D3-OS-24a] Behavioral Data Science: 行動インサイトとAI・機械学習・最適化

2025年5月27日(火) 13:40 〜 15:20 D会場 (会議室1202)

オーガナイザ:戸田 浩之(横浜市立大学),倉島 健(NTT),深澤 佑介(上智大学),赤木 康紀(NTT),落合 桂一(東京大学)

14:00 〜 14:20

[1D3-OS-24a-02] 就職活動における情報探索行動と時間選好の関係のモデル化

〇後藤 侑美1、山本 修平1 (1. 筑波大学)

キーワード:就職活動、時間選好、情報探索行動

現代の大学生が就職活動において直面する意思決定は,選択肢である企業の数が膨大であり,また最終的な意思決定に対するフィードバックを得るのに時間を要することから、絶対的な選択基準を特定することが難しいとされている.これに加え,大学3年次からインターンシップが開催されるなど,就職活動の早期化と学業の両立も課題となっている.すなわち,就職活動における意思決定プロセスの実態を明らかにし,効率化することは喫緊の課題である.本研究では,就職活動における意思決定プロセスの中の情報探索行動に焦点を当て,これをモデル化することを試みる.就職活動における情報探索行動は,業界や企業の短期的な利益(初任給など)と中長期的な視点(キャリア形成など)を比較し,より好みの業界や企業を調査する異時点間選択の問題と捉えることができる.本研究では,このような異時点間選択の問題を表現可能な時間選好を用いて,就職活動における情報探索行動をモデル化する.時間選好の強弱が,就職活動における情報探索行動にどのような影響を与えるかを調査を通じて分析し,時間選好が就職活動の意思決定に及ぼす影響を測定可能なモデルを開発することを目指す.

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