2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[1L5-OS-15] モノづくりデータサイエンス基盤

2025年5月27日(火) 17:40 〜 19:20 L会場 (会議室1007)

オーガナイザ:笹嶋 宗彦(兵庫県立大学),多鹿 陽介(パナソニックインダストリー),加藤 直樹(兵庫県立大学)

18:40 〜 19:00

[1L5-OS-15-04] 自動車の灯火装置を対象とした機能と故障のオントロジー構築と故障推論に関する基礎検討

〇島村 佳周1、飯田 都楓1、久保 里紗1、笹嶋 宗彦1 (1. 兵庫県立大学)

キーワード:オントロジー、故障推論、対象モデル

自動車や時計などの機能を発揮する人工物は,使用するにつれて故障が発生する.そのため人工物の設計者は,対象となる部品が故障した際における他の部品への影響や,その人工物全体への影響を推論する必要がある.
筆者らは,人工物の機能と故障についてのモデルから,対象に起こりうる故障を推論する故障推論について研究している.先行研究では自動車のパワートレイン部についてモデル構築を行い,故障推論の有効性を確認した.
本研究では故障推論を自動車の灯火装置に適用し,モデル化と推論方式の定式化を進める.具体的には,自動車の灯火装置を例として,機能分解木とオントロジーを用いて構築した知識モデルの作成を行い,先行研究との比較を行うことで,故障推論に必要な概念定義の仕方に関する分析を行う.
本論文では,オントロジーを用いた知識モデルを作成し,分析した結果,故障推論に関するオントロジーを構築する際に必要な概念定義や,各部品で起こりうる不具合に関する概念定義の仕方などの知見が得られたことを示す.

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