2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[1M3-OS-47a] AIと人のインタラクションによる価値創造とエンパワーメント

2025年5月27日(火) 13:40 〜 15:20 M会場 (会議室1008)

オーガナイザ:熊谷 雄介(博報堂DYホールディングス),森 正弥(博報堂DYホールディングス),平手 勇宇(楽天グループ),益子 宗(芝浦工業大学),川原 圭博(東京大学)

14:20 〜 14:40

[1M3-OS-47a-03] 複数人の姿勢情報に基づくチアリーディング動作の同期評価の基礎検討

〇宮井 紫帆1、土田 修平2、益子 宗1 (1. 芝浦工業大学、2. お茶の水女子大学)

キーワード:動作解析

パフォーマンスを競うスポーツであるチアリーディングにおいて、シンクロ性は審査の重要な指標であり、動きを揃えるためには誰がどこでずれているのかを理解する必要がある。その手段として動画の視聴が広く利用されているが、ずれの発見までに時間がかかり、見落としの可能性もある。そこで練習動画内で選手の動きがずれている場面を検出し、動画上に反映させることでずれの発見の効率化を図る。動画の中の選手の姿勢を推定することで動きを定量化する。腕の動きからずれを判断するため、右肩、右手首、右腰の3点のキーポイントを用いて右脇の角度を計算し、すべての選手の平均値と中央値、それぞれを基準とし、閾値を30度、60度、90度と変化させた。また閾値を超えた選手と、そうでない選手の人物領域を描写する色を分けることにより、可視化を行った。この6パターンの動画に対してアンケートを行い、最適な指標の評価を行った。結果、ずれの発見に一定の効果はあるが最適な基準値を一概に決定することは難しいことがわかった。このことから、チアリーディングの動きのずれを発見することは可能であるが、精度の向上が課題として残った。

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