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[1O4-OS-18a-01] (OS招待講演)人工知能を用いた循環器疾患診療支援~心不全パンデミックへの対策
キーワード:循環器疾患、心不全、モデル化
超高齢社会に伴って循環器疾患の最終像である心不全患者は年々増加しています。高額な医療費、高い死亡率、全死亡における割合など心不全患者の増加は大きな健康問題であり、心不全パンデミックと呼ばれます。専門医が増加したり、特効薬ができるわけもないことから、可能な限り、人(医師)ではなく、システムに業務を移行させる以外に心不全パンデミックに耐える道はないと考え、さまざまな診療支援システムの開発に取り組んでいます。心不全治療の基本は、循環動態の把握です。私たちは電気回路モデルに基づく循環動態シミュレータを開発してきました(心血管バイオデジタルツイン)。これを使用することで、患者個別の動的循環動態をPC上に再現し、治療前検討を網羅的かつ大量・高速に行うことが可能になります。一方、亜急性期および慢性期の患者管理には、循環動態や診療ガイドラインだけでなく、専門医の治療経験を加味した診療支援システムが必要です。この問題を解決するために、私たちはAMED支援のもとで「日本全地域で心不全診療連携を最適化するAI実装DtoDシステムの開発と実用化」を進めています。
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