2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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オーガナイズドセッション » OS-18 医学・生物学データを活用したAIの創出

[1O5-OS-18b] 医学・生物学データを活用したAIの創出

2025年5月27日(火) 17:40 〜 19:20 O会場 (会議室1010)

オーガナイザ:藤原 幸一(名古屋大学),久保 孝富(NAIST)

18:20 〜 18:40

[1O5-OS-18b-03] アルツハイマー病関連指標予測のためのCNNモデルの構築と評価

〇関谷 拓己1、坂本 和貴2、小林 良太2、川勝 忍3、松田 圭悟1 (1. 名古屋大学、2. 山形大学、3. 福島県立医科大学)

キーワード:アルツハイマー型認知症、MRI、畳み込みニューラルネットワーク

ADの患者数は世界的に増加傾向にある. 認知症発症前にADの進行を止めるためには早期発見を行い, 進行抑制のための治療を行う必要である. これまではMMSEスコアやMRI画像などが診断に用いられたが, ADの初期では脳の構造の変化が小さいため, 早期発見のためのデータとして十分な活用が困難である. そこで本研究では機械学習によりMRI画像から脳の構造の特徴を検出し, 血流低下の程度を示すseverity, 神経細胞が集まるGMの萎縮の程度を示すGM萎縮度, MMSEの3つの指標を予測するモデルを構築し,モデルの性能を評価をおこなった.その結果,MMSE, severity, GM萎縮度を出力とする回帰モデルのPCCはそれぞれ0.997, 0.933, 0.992となることが明らかとなった.

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