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[2D1-GS-9-05] LLMを利用した便利の副作用顕在化のためのアイデア発想支援の評価
キーワード:大規模言語モデル、発想支援、TRIZ、便利の副作用
本研究の目的は,新たなモノのアイデアの実現に伴う副次的な問題を考慮可能にする,対話型アイデア発想支援システムの実現である.アイデア発想では,確証バイアスにより「便利さ」に過度に着目し,その結果として「便利の副作用」が見過ごされる可能性がある.本研究では,システムとの対話を通じて視野の拡張を行うことでユーザが陥りやすいバイアスを緩和し,幅広い視点から副作用を考慮できるアイデア発想支援手法について検討する.提案システムでは,発想プロセスを段階的に分割し,大規模言語モデル(LLM)を利用して対話的に発想を支援する.これにより,各段階で生じるバイアスを緩和しながら,アイデアの具体化・副作用の検討を促進する対話を視覚的に行える仕組みを提供する.提案システムとの対話により,幅広い観点からの副作用への気づきや,それを防いだアイデア発想が促進されることが示唆された.
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