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[2D4-GS-9-03] 同調現象を考慮した二者間対話におけるビッグファイブ個性と振る舞いの男女差分析
キーワード:二者間対話、行動分析
自然で人間らしい対話エージェントの振る舞いを設計するため、人間の発話や動作の特性を理解することが重要である。人間同士の対話では、対話相手と笑顔や頷きのタイミングが同期することが知られており、こうした振る舞いの時間的特性は、個性や性別といった個人特性に応じて異なると考えられる。人間の個性や振る舞いに応じて適切に反応する対話エージェントにより、自然で円滑なコミュニケー ションの実現が期待される。本研究では、対話中の振る舞いの時間的特性と個性との関連、およびその性別間での差異を調査する。32名の実験参加者の2 者間対話データを収集し、対話中の振る舞いと個性の相関を分析した。非言語的な振る舞いの特徴として、同調した笑顔の割合と同調までの平均遅れ時間、相手の顔を見ている時間、アイコンタクトが成立した時間、手首の最大速度の平均を抽出した。また発話について、発話時間、ターンテイキング(発話の交代)の回数、相槌の回数を抽出した。個性データとして、話者の個性を表す指標であるビックファイブを用いた。分析の結果、複数の項目において、男女で相関の正負が逆転した。
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