14:40 〜 15:00
[2D4-GS-9-04] マルチスケール集団コミュニケーションにおける盛り上がり推定モデルの開発
キーワード:グループダイナミクス、非言語行動、説明可能AI
グループダイナミクス(集団力学)は、社会心理学の領域として扱われており、個人と集団との相互作用が非分離である性質上、定量的評価が困難であった。本研究では、個人と集団との相互作用を非分離状態のまま理解することを目指して、集団コミュニケーションにおける場の盛り上がり(活性度)を推定するモデルを開発した。このモデルは、実空間コミュニケーション(フィジカル空間)を仮想的な温度空間(サイバー空間)へ関連付け、各対話者の発話状態を仮想空間上の温度情報として変換する。この温度情報に対して、伝熱工学における対流熱伝達としてシミュレーションすることで、場の盛り上がりをリアルタイムに推定することができる。とくに、集団サイズ(対話参加人数)に依存することなくマルチスケールでの推定が可能であり、自由エネルギー原理に基づく説明可能な状態遷移モデルを開発した。
講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。