2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[2I4-GS-3] 知識の利用と共有:

2025年5月28日(水) 13:40 〜 15:20 I会場 (会議室1004)

座長:森田 武史(青山学院大学)

14:20 〜 14:40

[2I4-GS-3-03] ユーザー属性を考慮した階層ベイズモデルによるQ&Aアプリの質問投稿間隔に関する研究

〇伊藤 諒1、山下 遥1 (1. 上智大学)

キーワード:Q&Aアプリ、質問投稿間隔、ベイズ推論、階層ベイズモデル

本研究では, ユーザー情報を収集し,Q&Aをユーザー間で共有できるアプリを対象に,アプリにおけるユーザーの質問投稿間隔に影響を与える要因を分析した.具体的には,これまでに投稿した質問カテゴリ数等のアプリ上での行動による,質問投稿間隔への影響を明らかにすることを目的とした.また,行動の影響がアプリ利用期間等のユーザー属性の違いによって異なることに着目し,そのような差異を考慮してパラメータを推定できる階層ベイズモデルを用いて分析を行った.提案モデルは,行動の質問投稿間隔への影響に相当するパラメータがユーザーの属性によって変化するような定式化をすることで,属性ごと・ユーザーごとのパラメータ推定を可能にした.その結果,属性ごと・ユーザーごとに行動の影響が明らかになり,それらが属性や,ユーザーまたはユーザー群によって異なることを明らかにした.さらに,そのような行動の影響を評価することで,質問投稿間隔を短縮し,アプリ上での質問投稿を促進するための施策を属性やユーザーごとの差異に応じて立案できることが示された.

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