[2K1-OS-6] 地震研究と人工知能

[2K1-OS-6-03] 波形を対象とした生成AIの地震動への適用

〇松井 貴宏¹、小穴 温子¹、塚野 聖仁、横地 未咲¹、石井 透¹、古川 慧¹、谷口 俊一² (1. 清水建設株式会社、2. 株式会社Lightblue)

キーワード：地震動、波形、機械学習、耐震設計

建築物の耐震設計の動的な応答解析には，想定地震と建設地に固有の震源・伝播・サイト特性を反映させた設計用地震動が求められる．従来の設計用地震動の作成手法のうち，簡便法では，少数の代表的なパラメータに集約させるため自然地震動らしさを十分には反映できず，詳細法では，高い専門性と煩雑な計算を要する現状がある．これらの課題を解決するために，本研究では，観測波形を学習データとする機械学習モデルとして，① WaveGANによるモデル，②WaveGANの学習時に地震動のランニングスペクトルをコスト関数に組み込んだモデル，③拡散モデルを適用したDiffWaveによるモデルの3種類を取り上げて，地震動波形性状を検討した．