2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[2L5-GS-1] 基礎・理論:

2025年5月28日(水) 15:40 〜 17:20 L会場 (会議室1007)

座長:中臺一博(東京科学大学)

17:00 〜 17:20

[2L5-GS-1-05] グレード付STIT様相演算子による矛盾耐性を備えた義務推論

〇中山 陽太郎1、青木 善貴1、赤間 世紀2 (1. BIPROGY株式会社、2. シーリパブリック会社)

キーワード:義務論理、矛盾許容論理、撤回可能推論、可変精度ラフ集合

STIT (see to it that) 様相演算子の意味論は、義務的行為に関する様相論理の応用として研究されてきた.本研究では,STIT演算子を用いた優越的行為功利の論理において,エージェントの行為の選択に対して可変精度ラフ集合とファジィ測度を用いた意味解釈の適用を提案する.義務的推論に誤分類の度合いやファジィ測度を適用することにより,不確実性な推論に対する解釈を可能とし,矛盾が生じた義務規則を撤回し,論理の破綻を回避することを可能とする.また応用として自動運転車の安全性規則の定式化を検討し,自律システムの行為の選択において矛盾耐性のある推論が重要であることを示す.

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