2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[2Win5] ポスターセッション2

2025年5月28日(水) 15:30 〜 17:30 W会場 (イベントホールD-E)

[2Win5-02] 分布シフトに対するテスト時適応の性能向上の試み

〇齋藤 正博1、池田 和司1 (1.奈良先端科学技術大学院大学)

キーワード:分布シフト、テストタイム適応、AI品質

深層学習モデルは優れた汎化性能を示すが、テストデータが訓練データから分布シフトする場合は性能が低下する。これに対し、ラベルなしのテストデータを活用してモデルを推論中に適応させるテスト時適応(TTA)が注目されている。TTA手法の一つであるテストエントロピー最小化(Tent)は出力予測のエントロピーを最小化することで分布シフト下のモデル性能を改善するが、適応がチャネルごとのアフィンパラメータの更新に限定されているため、複雑な分布シフトへの適応性に限界がある。この課題を解決するため、本研究では受容野を調整可能な活性化関数FunnelActivation(FReLU)をTentに組み込む手法を提案し、分布シフトへの適応性向上を図った。実験の結果、FReLUを統合したTentは従来手法より性能が向上した。

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