[2Win5] ポスターセッション2

[2Win5-89] SAR衛星画像を用いたホームセンターの売上予測

〇市川 佳彦¹、須賀 圭一¹、高野 海斗²、中川 慧^2,3 (1.株式会社Insight Edge、2.野村アセットマネジメント株式会社、3.大阪公立大学)

キーワード：オルタナティブデータ、衛星画像、売上予測、Google Earth Engine、SAR

本研究では、合成開口レーダー（SAR）衛星画像を用いて、ホームセンターの売上高を推定する手法を検討する。ホームセンターを始めとする小売業の売上高は、特に投資家やアナリストにとって、企業の業績や消費者需要を評価するための重要な指標である。売上高などの財務データは、収益予測や投資判断に直結するため、リアルタイムな情報が求められているが、一般には公開されておらずデータの収集が困難である。
そこで本研究は、ホームセンターの駐車場の車の数が売上高に比例するという仮説を立て、SAR衛星画像の高解像度と全天候対応の特性を活かし、当該仮説の検証を行う。
仮説の検証にあたり、実際にケーススタディとして株式会社ジョイフル本田の敷地内における駐車場を解析し、売上高の推定を行った。その結果、SAR衛星画像を活用することにより、売上高の推定ができることが示唆された。