2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3E4-OS-11a] 政治経済におけるAIの利活用

2025年5月29日(木) 13:40 〜 15:20 E会場 (会議室1101-2)

オーガナイザ:木村 泰知(小樽商科大学),小川 泰弘(名古屋市立大学),渋木 英潔(BESNA研究所),高丸 圭一(宇都宮共和大学),内田 ゆず(北海学園大学),乙武 北斗(福岡大学),秋葉 友良(豊橋技術科学大学),門脇 一真(日本総合研究所),小林 暁雄(農業情報研究センター)

15:00 〜 15:20

[3E4-OS-11a-05] 議会議事録の自動要約における日付表現の扱いへの一考察

〇石川 晴基1、秋葉 友良1 (1. 豊橋技術科学大学)

キーワード:議会議事録、自動要約、事実誤認、ファクトチェック

東京都議会本会議などの会議録は一括質問一括答弁という形式が取られており,質問や答弁自体も長い.そのため,これらの会議録はウェブ上に公開されているにもかかわらず,一般のユーザが求める質問の回答を探すのは難しい.そこで,地方議会議事録を用いたシェアードタスクであるNTCIR-17 QA Lab-PoliInfo-4では,Question Answering-2タスクが実施された.本タスクは入力された質問に対する答弁の自動要約を行うシステムの構築に取り組むものである,しかしながら,同タスクで提供された学習データを使用して構築した自動要約システムには,事実誤認(factual error),特に年度・年月の数値情報の誤りが多く発生していた.本研究では,この要因の一つである年度・年月の相対表現を答弁の日付を用いて解決することにより,年度・年月の誤りを約95%減少させることができた.さらに,提案手法によって改善した自動要約を人手で評価し,自動要約において含まれる事実誤認の種類と傾向について分析を行った.

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