2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-10 人工知能を駆使した疾患動態研究

[3H6-OS-10d] 人工知能を駆使した疾患動態研究

2025年5月29日(木) 17:40 〜 19:20 H会場 (会議室1003)

オーガナイザ:岩見 真吾(名古屋大学),藤生 克仁(東京大学),中村 己貴子(中外製薬),岡本 有司(京都大学),小島 諒介(京都大学),川上 英良(千葉大学),本田 直樹(名古屋大学)

18:40 〜 19:00

[3H6-OS-10d-04] in silicoツールを駆使したワクチン抗原デザインの開発

〇伊苅 久裕1、河野 誠也3、吉野 幸一郎3、渡辺 登喜子2、田上 俊輔4、吉岡 靖雄2、川上 英良1 (1. 千葉大学大学院、2. 大阪大学微生物病研究所、3. 理化学研究所 情報統合本部、4. 理化学研究所 生命機能科学研究センター)

キーワード:ワクチン開発、エピトープ予測、インフルエンザウイルス

近年、バイオインフォマティクスの発達から、エピトープの予測が向上している。とくに、IEDBデータベースにより、抗原配列のみを用いて、Tcell epitope, 直鎖状Bcell epitopeともに配列データのみから一定の精度で予測することができる。また、そのエピトープの毒性やアレルギー性を評価するツールも充実している。
そのため、それらのツールを駆使して、エピトープを直列に並べたmulti-epitopeなワクチンがさまざまな抗原に対し開発されており、有効性を示している。インフルエンザに関してもin silicoレベルでは多数のデザインが公開されており、マウスに対する感染実験にてインフルエンザ四価ワクチン(QIV)と比較して優れた効果を示した研究もある。インフルエンザに関しても、multi-epitopeなデザインは有効な抗原デザイン手法であると考えられる。
本研究では、インフルエンザのうち、H5N1について、先述のin silicoツールを用いて抗原デザインを行い、検証した。その結果、妥当な抗原を1つデザインした。

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード