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[3I1-GS-11-04] SNSデータから測定する日本の属性別空気感指数
キーワード:SNS、集合感情
本研究では、SNSデータを活用した日本の属性別による集団感情の理解を目的として、その差異を明らかにした。方法として、POMS2 (Profile of Mood States 2)に基づいて構築された感情辞書によって作られた「日本の空気感指数」を活用し、Hottolink社が提供するX(旧Twitter)のデータを基に、社会的出来事による変化を調査した。本研究では特に性別や年代といった属性に着目し、ゴールデンウィーク明けの期間において、就労者が非就労者に比べて「疲れ」の指標に顕著な差が見られるなど、社会的出来事が属性ごとに異なる感情的影響を及ぼすことを示唆された。さらに、Prophetモデルを用いた曜日や月ごとの感情の変動では、「怒り」の指数に関して男女間で異なる傾向が確認されるなど、感情の変動には属性特有の特徴が存在することが見られた。属性ごとの集団感情の分析結果や手法を応用することで、企業や政府が消費者の感情的傾向やニーズをより的確に把握し、効果的なマーケティング戦略や政策を構築するための基盤として貢献することが期待される。
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