2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3I4-GS-11] AIと社会:

2025年5月29日(木) 13:40 〜 15:20 I会場 (会議室1004)

座長:堺 浩之(豊田中央研究所)

14:20 〜 14:40

[3I4-GS-11-03] 行動がAIに学習されると知ったとき、人はどう変わるのか

向社会性の変化に関する実証研究

〇平野 泰斗1、中津畑 航1、荘野 文香1、寺口 健人1、山﨑 和泉1、田口 聡志1 (1. 同志社大学)

キーワード:人工知能、向社会性、独裁者ゲーム、利他性、利己性

近い将来、AIが人間の社会的な意思決定の大半を代替すると考えられる。AIは人間の過去の行動データなどを活用して学習する。このような文脈において、自分の行動がAI学習に利用されると通知することで、個人の行動は変化するのだろうか。「AI学習の認知」と向社会性の因果関係は未だ証明されておらず、研究の余地がある。我々はAIの学習が人の向社会性を促すのかを検証するため、 Klockmann et al.(2022)による実験研究を基礎にして、AI学習に利用されると通知する群を実験群、通知しない群を対照群として独裁者ゲームを用い、実験室実験を行った。本論文は、AIが一般化していく社会における人間の行動変化の予想において一定の示唆を与えるものである。

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