2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3L5-GS-1] 基礎・理論:

2025年5月29日(木) 15:40 〜 17:20 L会場 (会議室1007)

座長:木原 孝輔(NEC)

16:20 〜 16:40

[3L5-GS-1-03] コンジョイント分析を用いた満足度に基づくクルー割当問題

〇西谷 郁羽1、峰行 晃太朗1、沖本 天太 1、酒井 裕規 1、水谷 淳1 (1. 神戸大学)

キーワード:クルー・スケジューリング問題、クルー割当問題、コンジョイント分析

航空会社のクルー・スケジューリング問題(ACSP)は,AI及びOR分野において広く研究されている応用問題の一つである.ACSPは,クルーペアリング問題(CPP)とクルー割当て問題(CAP)の二つの問題から構成されている.CPPは予定されている全ての便をカバーするような,各便とクルーの組を生成することを目的とし,CAPはCPPで生成された各便とクルーの組に対して,実際にクルーを割り当てることを目的としている.ACSPにおいて,クルーの労働環境を考慮することは安全かつ効率的な運航計画の実施に関連する重要な課題である.本論文では,コンジョイント分析を用いた満足度に基づくクルー割当問題(CAP^SL)を紹介する.具体的には,まず,CAP^SLを多目的制約最適化問題として定義する.次に,コンジョイント分析を用いて各評価基準の重みを決定する.実験では,日本航空の実データを用いてCPPを求解し,CPPで得られた実行可能なペアリングを用いて,CAP^SLを0-1整数計画問題として定式化し,満足度が最大化されるようなクルーの勤務表を作成する.

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