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[3M1-GS-10-02] CycleGANおよび地中レーダを用いたコンクリート構造の内部欠陥の可視化
キーワード:コンクリート構造物、地中レーダ、内部欠陥推定、FDTD法、教師なし学習
コンクリート構造物の残存耐力や変形性能,剥落リスクを推定するためには,コンクリート内部のひび割れの有無のみならず,ひび割れの位置,寸法,角度などの幾何情報を取得することが望まれる.著者らは,欠陥を含むコンクリートを対象としたレーダ試験により得られたレーダ画像,および対応する欠陥幾何情報を含む断面画像をペアとし,それらのペアを多数用意してpix2pixで学習させることで,レーダ画像から内部欠陥の幾何情報を推定する手法を開発している.同手法は,ある程度の推定性能を有するものの,汎化性能が低いこと,および学習データを取得,追加することに多大なコストがかかるという課題があった.そこで本研究では,CycleGANを用いて,レーダ画像と断面画像をペアなしで学習することで,学習データの生成コストを低減することを試みた.検証の結果,提案手法は,pix2pixを用いた手法と比較して,データ生成コストが大幅に低減するのみならず,推定性能および汎化性能もより向上することが分かった.
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