2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3M1-GS-10] AI応用:産業応用

2025年5月29日(木) 09:00 〜 10:40 M会場 (会議室1008)

座長:城殿 清澄(豊田中央研究所)

09:20 〜 09:40

[3M1-GS-10-02] CycleGANおよび地中レーダを用いたコンクリート構造の内部欠陥の可視化

〇尾田 拓海1、斎藤 久志1、山本 佳士2、園田 潤3 (1. 法政大学大学院、2. 法政大学、3. 国立高等専門学校機構仙台高等専門学校)

キーワード:コンクリート構造物、地中レーダ、内部欠陥推定、FDTD法、教師なし学習

コンクリート構造物の残存耐力や変形性能,剥落リスクを推定するためには,コンクリート内部のひび割れの有無のみならず,ひび割れの位置,寸法,角度などの幾何情報を取得することが望まれる.著者らは,欠陥を含むコンクリートを対象としたレーダ試験により得られたレーダ画像,および対応する欠陥幾何情報を含む断面画像をペアとし,それらのペアを多数用意してpix2pixで学習させることで,レーダ画像から内部欠陥の幾何情報を推定する手法を開発している.同手法は,ある程度の推定性能を有するものの,汎化性能が低いこと,および学習データを取得,追加することに多大なコストがかかるという課題があった.そこで本研究では,CycleGANを用いて,レーダ画像と断面画像をペアなしで学習することで,学習データの生成コストを低減することを試みた.検証の結果,提案手法は,pix2pixを用いた手法と比較して,データ生成コストが大幅に低減するのみならず,推定性能および汎化性能もより向上することが分かった.

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