2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3M4-OS-7a] 可視化とAIと科学・文化・社会

2025年5月29日(木) 13:40 〜 15:20 M会場 (会議室1008)

オーガナイザ:伊藤 貴之(お茶の水女子大学),脇田 建(東京科学大学)

14:20 〜 14:40

[3M4-OS-7a-03] 3次元大規模人流シミュレーションにおける誘導パラメータの影響の時系列可視化

〇大木 杏夏1、大西 正輝2、伊藤 貴之1 (1. お茶の水女子大学、2. 産業技術総合研究所)

キーワード:可視化

大規模イベントや災害発生時など,群衆の密集による危険が高まる場面では,群集事故を未然に防ぐために,人流シミュレーションを活用した事前の人流誘導計画の策定が有効である.特に,駅や大型商業施設など複数の階層を持つ施設では,地下階や階段の利用は混雑の緩和や移動効率を高める重要な役割を果たす.一方で,地下階や階段を含む3次元空間での人流シミュレーションの可視化手法は限られており,多層階や階段の利用状況を効果的に可視化する手法は十分に確立されていない.本稿では,3次元空間における人流シミュレーション結果を混雑度アニメーションとして可視化する手法を提案する.この手法により,多層階や階段における時間経過に伴う群衆の密度変化や移動パターンを視覚的に示し、混雑の発生や解消のプロセスの把握を容易にする.また,異なる誘導方法が歩行者の流れに与える影響を混雑度の比較によって可視化し,より効果的な人流誘導計画の策定を支援する.分析例として,避難誘導シミュレーションデータを使用した結果を示す.

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