2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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オーガナイズドセッション » OS-9 Affective Computing

[3P6-OS-9b] Affective Computing

2025年5月29日(木) 17:40 〜 19:20 P会場 (会議室801-2)

オーガナイザ:熊野 史朗(NTT),日永田 智絵(奈良先端科学技術大学院大学),森田 純哉(静岡大学),岡田 将吾(北陸先端科学技術大学院大学),菅谷 みどり(芝浦工業大学),鈴木 健嗣(筑波大学)

19:00 〜 19:20

[3P6-OS-9b-05] 手書き情報と睡眠データの関係性の調査

〇田中 智彩1、新井 将太2、バーゴ アンドリュー2、黄瀬 浩一2 (1. 大阪府立大学 工学域、2. 大阪公立大学 大学院情報学研究科)

キーワード:手書き、睡眠、行動

小中学生が日常生活に抱えるトラブルの発見は難しいという課題がある.小中学生の生活に携わる人員の増加が対策として考えられるが,人手不足により困難である.そこで,小中学生に一人一台配布されているタブレットから取得可能である手書き情報の活用を考える.しかし,小中学生の手書き情報から推定が行える対象が不明であることに加え,小中学生が抱えるトラブルが彼らのどの側面(行動や精神状態など)の特徴として表れるのかも不明である.本研究は,小中学生が抱える様々なトラブルの発見への第一ステップとして,手書き情報と睡眠データの関係性の調査を行う.手書きのデータ取得を行うタイミングは,起床後,昼食後,就寝前の1日3回とする.1回の手書きの課題は,直線30本と4種類の短いフレーズであり,課題の内容は毎回同一である.睡眠データは指輪型のウェアラブルデバイスを使用し,実環境下での睡眠を記録する.実験参加者は1名,データ収集期間は3週間である.手書きのデータは運動理論に基づくシグマログノーマルモデルで分析した.線形モデルの解析により80%を超える適合度が得られ,手書き情報によって睡眠データが予測できることが示唆された.

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