[3Win5-69] 睡眠学の知見に基づく認知症早期症状の予測
キーワード:認知症、睡眠障害、医療応用
認知症は認知機能に恒常的な障害をもたらす症候群であり,アルツハイマー病などの認知症の主要な原因となる疾患に対して,その根本的な治療法は未だに発見されていない.従って,症状が軽度の段階で早期に臨床治療を開始することが認知症の改善において重要である.そのためには,認知機能の低下を早期に指摘し得る日常的に接する第三者や,自ら認知機能の遅れに気づき医療へアクセスすることが必要となるが,それは必ずしも全ての人にとって期待できるものではない.
本研究では,発見認知症との密接な関連が指摘されている睡眠障害に着目し,認知症の早期自動発見システムの構築に取り組む.高齢者介護施設にてマットレス型の睡眠センサから集計した睡眠中の心拍数や呼吸数などを用いて,睡眠障害の指標となり得る呼吸と心拍の遅れに関する特徴量や,睡眠の安定性に関する特徴量を抽出し,MCI(Mild Cognitive Inpariment, 軽度認知障害)と,認知的に健康と判定される参加者の識別タスクを実施する.実験の結果,睡眠障害に関する特徴量から,認知機能が予測可能であることが明らかになった.
本研究では,発見認知症との密接な関連が指摘されている睡眠障害に着目し,認知症の早期自動発見システムの構築に取り組む.高齢者介護施設にてマットレス型の睡眠センサから集計した睡眠中の心拍数や呼吸数などを用いて,睡眠障害の指標となり得る呼吸と心拍の遅れに関する特徴量や,睡眠の安定性に関する特徴量を抽出し,MCI(Mild Cognitive Inpariment, 軽度認知障害)と,認知的に健康と判定される参加者の識別タスクを実施する.実験の結果,睡眠障害に関する特徴量から,認知機能が予測可能であることが明らかになった.
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