2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3Win5] ポスターセッション3

2025年5月29日(木) 15:30 〜 17:30 W会場 (イベントホールD-E)

[3Win5-82] 映像からの繁殖牛発情行動検知における物体検出モデル利用に関する検討

〇小林 恵輔1、中野 鐵兵1、春日 良一3、日下 裕美2、坂口 実2、小川 哲司1 (1.早稲田大学、2.北里大学、3.ファーマーズサポート)

キーワード:物体検知、映像監視、発情行動検知、精密畜産、繁殖牛

映像から繁殖牛の発情行動を検出するために,深層学習に基づく物体検出モデルの利用を検討した.繁殖畜産業においては,人工授精のタイミングを正確に推定することが効率的な操業において重要であり,乗駕行動など,発情時に典型的に表れる行動を監視カメラ映像から自動検出する技術の確立が望まれている.
そこで,本研究では,既存の物体検出アルゴリズムを用いて乗駕の状態を検出することを試みた.特に,計算コストを重視した軽量モデル(CNNに基づくYOLOモデル)と精度を重視したモデル(Transformerアーキテクチャを採用したDETRモデル)の性能を比較することで,繁殖牛の映像監視において適切なモデル構築法に関する知見を得ることを目指した.
農場の監視映像を用いた比較実験により、DETRモデルは、部分的なオクルージョンのある条件下でも乗駕行動に対して優れた検出性能を示すことが実証された。

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