[4E2-OS-12b] 知能の統合と創発 - 自律化、汎用化・実世界化へ -

[4E2-OS-12b-01] 脳型ソフトウェア実装検証システム(BITS)の検討

〇山川 宏^1,2、田和辻 可昌^1,2、荒川 直哉²、芦原 佑太^1,2,3 (1. 東京大学、2. 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ、3. 日本大学)

キーワード：全脳参照アーキテクチャ、ヒト脳型AGI、生物学的妥当性、システム実装ロードマップ、全脳アーキテクチャー

本研究では、脳型AGIをめざす全脳アーキテクチャ・アプローチに基づき、BRA(Brain Reference Architecture)を活用した脳型ソフトウェア実装・評価システムBITSを提案する。BITSは、HCDの各コンポーネントをUC(Uniform Circuit)単位で設計し、脳の神経活動や発火特性・シナプス可塑性などを厳密に再現するBCM(Biophysically Constrained Model)と、汎用的なニューラルネットを用いて生理学的制約を緩和するBAM(Biophysically Agnostic Model)のいずれでも実装可能である。さらにFRGを基盤とした機能評価や神経活動データとの比較、脳損傷モデルを用いた異常系評価など多面的な検証を行い、脳型らしさとタスク性能を両立させる。