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[4J3-GS-5-03] マルチエージェントシミュレーションにおける行動心理モデルの利用
キーワード:行動心理モデル、人流シミュレーション
NICTの研究開発促進事業の1つであるShonan Future Verse(SFV)では,「実現を望む未来」としてキラバースを目指しており,その取り組みの一つとしてソレイユの丘における人流シミュレーションを行っている.我々は行動心理モデルを取り入れたエージェントを定義し,そのモデルを人流シミュレーションに適用させた.エージェントは対人回避能力を備えており,また人口密度や歩行速度に関してのストレスを感じる.ストレスが蓄積され,それがあらかじめ決められているモラル値から算出される値を上回ると,マナーの悪いエージェントに変化してしまう.シミュレーションを行うと,多くの道ではマナーのいいエージェント同士がすれ違う様子が見られたが,大通りの交差点では人混みが発生し,そこからマナーの悪いエージェントが増加したり,そのエージェントが道を逸れて立ち入り禁止区域を歩行するという様子が見られた.
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