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[4L1-OS-36-04] Willingness to Expose:生活空間における見守り技術に関するデータ暴露意思とサービスとの関係理解
キーワード:人工知能、暴露意思量、社会実装
近年,ヘルスケアの分野において,疾病予防や健康管理までを担うセンシングシステムの開発が期待されている.センシングシステムは,心拍・血圧・呼吸などの生体情報や日常生活動作などを計測し,心身の健康状態を分析して病気の予兆や転倒リスクなどを評価する仕組みであり,センサで取得するデータが多ければ多いほど,分析できる項目や精度が高まる.その一方で,生活者の視点に立つと,自分の知りたいこと,健康管理のために使うデータの種類,データ収集に伴うリスクなどを総合的に判断する必要がある.本研究では,著者らが提案してきた「生活者のセンサへの暴露意思量:Willingness to Expose(WTE)」という考え方に基づき,個人の関心事とWTEとの関係性を調査した.その結果,転倒に不安がある人の方が,転倒リスクの評価精度がもっとも高くなる実際の画像を活用しても良いと考えている人が多いことが分かり,従来,人はカメラの活用には抵抗感が強く実装が難しいと考えられていた技術でも,そこから得られるメリットに納得感があれば,カメラの活用を受容する人がいるということが分かった.
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