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[4N1-GS-7-02] 音声認識における多様性と不確実性に基づく効率的なデータサンプリング手法の提案
キーワード:音声認識、データサンプリング
本研究では,画像データに対して有効とされている学習データ選択手法TypiClustを音声認識へ拡張し,その適用方法を提案する.音響的な多様性を考慮しつつ,書き起こしの不確実性が高いデータを優先的に学習することで,より少ないデータで効率的に音声認識モデルを学習することを意図している.具体的には,Wav2Vec2から得られた音声データの音響特徴量をクラスタリングし,クラスタごとに典型的かつ書き起こしの誤りが起こりやすいデータを優先的に選択する.日本語音声コーパスである CSJ および ReazonSpeech を対象とした実験では,ランダムなデータ選択や単一の基準に基づくデータ選択と比較して認識誤り率の改善を達成した.提案手法は,多様性と不確実性の両面を考慮したデータ選択により,ラベル付けコストを削減しつつ、音声認識モデルの性能が向上できることを示している.
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