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[13a-2A-3] フレネル型液晶光偏向素子による偏向角の拡大
キーワード:液晶、偏向素子、手振れ補正
液晶レンズの波面制御技術を光偏向素子へ応用し、液晶層厚を増大することなく、その偏向角を拡大する方法を検討した。その結果、櫛形電極と高抵抗薄膜層、さらに同電極の境界の下部に絶縁層のギャップを設けることで、平板ガラスのみで鋸歯波形状の電圧分布を達成した。この構造を用いて、フレネル型液晶ウェッジプリズムを作製し、干渉縞の観察を行った結果、小型カメラの手振れ補正が可能なレベルにまで偏向角を拡大できた。