2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.8 結晶評価,不純物・結晶欠陥

[13p-1E-1~17] 15.8 結晶評価,不純物・結晶欠陥

2015年9月13日(日) 13:15 〜 18:00 1E (143)

座長:小野 敏昭(SUMCO),関口 隆史(NIMS)

16:00 〜 16:15

[13p-1E-11] 多波回折条件下における高位置分解能X線トポグラフィ
I. 原理と特長

〇松井 純爾1、津坂 佳幸2、竹田 晋吾3、高野 秀和2、横山 和司1、篭島 靖2 (1.兵庫県大放射光ナノテク、2.兵庫県大院物質理学、3.スプリングエイトサービス)

キーワード:高空間分解能X線トポグラフィ、多波回折、転位

X線トポグラフィを多波回折条件下で、かつ回折波ではなく透過波(000-反射波)を撮像することで、転位等の格子欠陥の位置がg-ベクトルに依存して移動することなく、かつ結晶全体像に変形がないX線トポグラフィが実行できた。また、撮像に際してCMOSアレイと蛍光材から成るX線検出器を使用するので、乳剤使用時のような転位像コントラストの飽和が無く、転位からの回折強度に比例して、線幅の細い転位像が得られるので、結果として空間的位置分解能の高いX線トポグラフが得られる。